Act2 獏良了の微笑

 それは、とある平日の昼休みの事だった。

 昼食を終え、満腹からくる眠気と戦いながら、獏良は教室の片隅でこっそりとノートを広げていた。それは淡いピンク色の表紙の所為で男子が持つには不似合いなただの大学ノートだったが、その中身は全く持って普通ではなかった。パラリと一枚ページをめくれば、少女マンガも真青の可愛らしい絵で埋め尽くされている。

 フリルのスカートや身体の一部を辛うじて隠している様な際どい衣装。何故かついている獣耳。……それらを身に纏っている人物はたった一人で、しかも『少女』ではなかった。胸も何もないれっきとした男である。しかも、その『彼』はクラスメイトだった。

 彼が座る席からさほど遠くない場所に姿勢正しく座っている『彼』の名前は海馬瀬人。……獏良が密かに好意を抱いている相手だった。

 その海馬には現在城之内という恋人がいる。今日も今日とて彼等は教室でするには余りにも相応しくない会話を恥ずかしげもなく大声で交わしている最中だった。その彼等の動向を周囲の人間はぽかんとして見物している。

 これも、このクラスでは特に目新しくもない『いつもの光景』だった。
 

「今日は駄目だ。約束がある」
「はぁ?!誰とだよ!っつーかお前三日前も同じ事言ってたじゃねぇか!なんだかんだで一週間だぞ一週間!!オレもう欲求不満で死にそうなんだけど!」
「やかましい!貴様の下半身事情など知った事ではないわ!!」
「あっ、この野郎〜そういう事ばっか言ってっと浮気すんぞコラァ!!ていうか今日は誰とだっつってんだ。まさか獏良じゃないだろうな?!」
「獏良だが、何か?作業の続きをする」
「何か?じゃねぇよ!!あのな、オレが口すっぱくして言ってんだろ?!獏良は駄目だって!お前の事マジ狙ってんだぜ?!その内怪しい薬飲まされて変な格好させられた揚句がっつりヤられるぜ絶対!!あいつ可愛い顔してすげぇんだからな!知ってっか?あいつの噂!」
「何をふざけた事を言っている。貴様と獏良を一緒にするな。寝言は寝て言え」
「オレは真面目に言ってんだけど!!」
「煩い!嘘吐きの貴様の言う事など1ミリも信用できんわ!この変態が!」
「っかー!!てめぇ〜!!もうムカついた!!表へ出やがれ!!」
「昼間っから盛るな発情犬!」
「うるせぇ!!言って分からない奴には身体に教えてやるぜ!!」
「フン。貴様の貧相なナニで何を教えると言うのだ」
「ちょ……酷ぇ!お前、仮にも彼氏に向かってその言い草はないだろ!!大体オレの何処が貧相だっつーんだ!その貧相なモノであんあん言ってんのは誰だよバーカ!!」
 

 殆ど教室中に響き渡るその声が齎すのは何処からどう聞いても猥談である。否、彼等の性生活が分かる分リアリティがありすぎて余計に悪い。「そんな事は自分の部屋でやれ!!」とその場にいた誰もが思っていたが、突っ込む勇気がある者はいなかった。幸か不幸か、次の時間は男女別れての授業だったので、女子はこの場には存在しない。

 だが、そういう問題でもない。

 未だ派手に喚き散らす二名を遠目で眺めつつ、退屈を持て余していつの間にか表面に出ていた獏良の心の中の住人バクラは、ふうっと大きな溜息を吐いて、呆れ果てた声で口を開いた。

(……この状況で良く平然としていられるな、宿主サマ。考えられねぇ)
「もう馴れてるしね。特に何とも思わないよ」
(でもよぉ……オレ様には全然理解できねぇけど、宿主サマはシャチョーが好きなんだろ?他のオトコとのエロ話聞かされてヘーキなのかよ)
「エロ話ってきみ、どこからそういう言葉覚えてくるの?……確かにちょっとは悔しいなって思うけど、元々海馬くんは城之内くんのモノだしね」
(だからしょうがねぇってか?そりゃまたシュショーな心かけで)
「でも、諦めないけどね。人の物って余計に欲しくなっちゃうし。きみもそうでしょ?」
(はい?)
「僕は城之内くんの様に無理矢理なんて事はしないよ。じっくりゆっくり攻めるんだ」
(や、あの……そうですか。ていうか奪う気満々?)
「前世は盗賊だったんでしょ。もしもの時は協力して貰うからね」
(いやいやいや!オレ様を巻き込まないでくれ!!オレ様、金品専門ですからッ!)
「いくじなし」
(なんとでも言ってくれぇ!)

 ひー、くわばらくわばら。そう言ってさっさと奥に引っ込んでしまったバクラを鼻先で笑いながら、獏良はにこりと笑ってペンケースの中からシャープペンを取り出した。そして真新しいページを開いて、さらさらと手を動かす。すぐ傍では相変わらずの内容が飛び交っていたが、獏良の気には止まらなかった。

 何故なら海馬の言う通り、今日は彼と約束をしているからだ。例えそれが仕事関連の事であっても一緒にいられる事には変わりがない。

 それに、海馬は城之内にきっぱりと言ってのけているのだ。優先順位が上だと言う事を。

「今の所は、これで十分」
(宿主サマよー。シャチョーはやめようぜ。不毛だって)
「そんな事分からないでしょ。諦めたらそこでおしまいなんだよ?」

 いいからきみは黙って寝てて。そう言ってバクラの声をシャットアウトした獏良は、ちらりと視線を騒ぎの方へと向ける。海馬は丁度背を向ける形になっていて、こちらからは表情を伺い知る事が出来ないが、竦めた肩の様子で何を考えているかなど丸分かりだ。

 そうやって、もっと一杯城之内くんと喧嘩しちゃえばいい。

 獏良は心の中でひっそりとそう呟くと、後は無関心を決め込むべく、再びノートに向き直った。
 

 
 

「ちょっとあんた達いい加減にしなさい!!ここは教室よ!!頭の悪い会話は外でやってちょうだい!!」
 

 それから数分後、偶然にも教室に戻って来た人物によってその酷い会話は突然打ち切られる事となる。扉を開けるなり大声で怒鳴りつけたのは、忘れ物を取りに来たらしい杏子で、彼女曰く彼等の会話は教室の外まで聞こえる大声だったらしい。

 「全く恥ずかしいったらありゃしない!」と眉を吊り上げてそう口にする彼女に、その場にいた全員が心の中で拍手を送る。

「あ、頭が悪いっていうな!」
「問答無用!本田っ、城之内を摘まみ出して!!ついでに海馬くんも!」
「杏子、海馬くんは一緒に出しちゃ駄目だよ。何処で何するかわかんないじゃん」
「それもそうね……じゃ、城之内だけでいいわ」
「うぇ?!ちょ、待てよ!なんでオレだけ……ちっくしょ離せ本田ァ!!」
「はいはい城之内くん、表にいこーねー。んじゃ。オレちょっくら外に捨ててくるわ」
「よろしくね。先生には欠席って言っておいてちょうだい」
「えぇええ?!オレ、次の授業の単位やべーんだけど?!」
「知らないわよそんなの。少し反省しなさい。じゃ、あたしももう行くわ」
「ありがと、杏子」
「どういたしまして」
「ちくしょー海馬、後で覚えてろよ!って、いてててて、本田!髪!髪突っ張ってるっ!!」

 たてつけの悪い重いスライド式の扉がピシャリと閉まる音と同時に盛大な喚き声が遠くなった瞬間、その場にいた海馬以外のクラスメイト全員がまるで示し合わせたように、はぁっ、と大きな溜息を吐いた。その只中で、現騒動の根源である海馬はむすっとした顔のまま口をへの字に曲げて窮屈そうに机の下に収めていた足を緩く組み直す。その顔に、反省の色など欠片もない。

 そこで漸く教室中に普段の空気が戻って来た。あちこちから賑やかな談笑が聞こえ、男子達がふざけ合い、机や椅子が床を擦る音が響く。その様をやはり不機嫌そうな顔で見やっていた海馬は、いつの間にかすぐ近くまでやって来た遊戯に目を向け、ふん、と小さく鼻を鳴らした。その仕草は普段の彼から比べて聊か子供っぽく見える。

「もー海馬くんってば、そういう話を教室でしないでって言ってるでしょ。皆困るんだから。それに城之内くんを挑発しちゃ駄目だよ」
「オレは悪くない。悪いのはあの馬鹿の方だ」
「きみがあんまり構ってあげないからでしょ。今日も獏良くんとお仕事?」
「あぁ。期日が迫っているのでな。忙しくて」
「そっかぁ。それなら仕方ないけど……」
「なんだ。貴様も何か言いたい事があるのか。オレと獏良が共に仕事をするのに、何か問題があるのか?」
「んー、別に問題って訳じゃないけど。城之内くんは気にしてるんだよ。だってほら、きみ達二人っきりで作業するわけでしょ?」
「?それがどうした。まさか、貴様も奴と同じ事を言うんじゃないだろうな。獏良がどうとか」
「そ、そうじゃないよ。獏良くんだからどうこうじゃなくってさ、二人きりって所が気になってるんだと思う。男同士って言ったって、この場合通用しないじゃない」
「馬鹿馬鹿しい。あの下半身男と一緒にするな」
「……普通の男は皆狼なんだよって、きみに言ってもしょうがないか」
「下らん」

 そう一言吐き捨ててふいっと顔を反らしてしまった海馬に、遊戯は大きな溜息を一つ吐く。そして彼は「駄目だこりゃ、全く分かってないよ城之内くん」と心の中で呟いて海馬の元を後にする。

 どちらかと言えば城之内の側にいる事が多い遊戯は、彼の心配毎にごく最近になって漸く理解を示せる様になった。何故なら獏良の言動が、徐々にあからさまになって来たからだ。

 最初は彼が海馬にやたらとくっつく事も、さり気なく色んな個所に手を触れる事もただの癖だと思っていたのだが、どうやらそれは海馬限定だったらしい。一度城之内に言われて注意深く観察した際、獏良は他人にはただの一度もそんな真似をしなかったから、それはほぼ確定だった。
 

『あいつ、海馬の事狙ってんだぜ。オレ、この間はっきり言われたんだ』
 

 約一ヶ月前、何気ない会話の中で出てきたその台詞。最初は何の冗談かと笑って流していたのだが、それはただの冗談ではなかったのだ。

 人の事は言えないが、あんなに可愛い顔をしている癖に獏良には案外したたかな所がある。いつもにこにこと穏やかに笑ってはいるものの、何を考えているか分からない所も確かにある。ごく稀に妙な噂も聞こえてくる事があるし……。

 そこまで考えて、遊戯はふと目線を獏良の方へと向ける。すると、獏良もこちらに気づいたのかすぐに顔を上げて、問う様に首を傾げて来た。「なぁに、遊戯くん」。聞こえてくる声は、暢気で穏やかな物でどこからどう見ても人畜無害な筈なのに。

 不意に、獏良の視線がちらりと海馬に向けられる。そして僅かに口の端が持ち上がるのを遊戯は見逃さなかった。

 獏良くん、そう声をかけようとした瞬間、午後の授業開始のチャイムが鳴る。

 同時に現れた数学教師の姿に、遊戯はついぞ何も言えずに自席について、教科書を取りだす為に手を机の中へと差し入れた。
「じゃあ僕、一旦家に帰って、それからきみの家に行くね」
「家に何か必要なものでもあるのか?」
「え?別にないけど……」
「なら、別に一度戻る必要はないだろう。オレの車で共に行けばいい」

 放課後。HR終了のチャイムと同時に一斉に席を立った生徒達の間を縫って、獏良は珍しく最後まで授業を受けていた海馬の席へと向かった。

 その前には既に遊戯が陣取っていて、あれこれと話していた様だったが、海馬の方が先に獏良に気付いて声をかけてきた。それだけでも驚いたのだが、彼が至極あっさりと口にした言葉に獏良は二重に驚いた。

 まさか共に帰ろうなんて言われるとは思わなかったからだ。

「えっ、いいの?」
「いいも悪いもその方が効率的だろうが。そうと決まればさっさと行くぞ。早く帰り支度をしろ」
「あ、はい。ちょっと待っててね!直ぐだから!」

 余りの事に少し上ずってしまった声もそのままに、獏良は直ぐに自席に戻り、帰り支度をする為に机上に広げていたあらゆるモノを片付け始めた。その後ろ姿を眺めつつ、二人が会話している最中は大人しく黙っていたこちらが先客であった遊戯が、不意に海馬に向かって口を開く。

「……ねぇ、海馬くん。獏良くんも一緒に連れて行くの?車で?今日は家で作業なんだ?」
「ああ。この作業は特殊な設備が無くても済むものだからな。社でする必要もない」
「ふーん。どんな事をやってるの?あ、企業秘密かな?」
「別に。単にジオラマや商品のデザインを考えているだけだ。貴様等もここで散々聞いているだろうが」
「あ、そう……だよね。うん」

 ……だったら、二人きりでする必要もないんじゃないかな。他の社員も交えてさ、ちゃんとした形で企画すればいいのに。

 と遊戯は思ったが、以前にも同じ発言をして「何故だ?」とあっさり切り返された経験があるので、再び同じ事を言う気にはなれなかった。

 けれど、遊戯は心配だった。つい先刻みてしまった獏良の微笑み。あれはどう考えても純粋な笑いではない。顔の造形が整っている分とてもそうは見えないが、城之内風に言うなら「スケベ心丸出し」な笑みだったのだ。

 それ故、このまま黙って彼等が二人きりになるような状況になる事を見過ごすわけにはいかない。仕事が急を要するもので時間的にも切羽詰っているのなら、獏良が海馬にちょっかいを出す暇もないからいいだろう。けれど、然程急ぐものでもないのだとしたら、その仕事の『合間』に何が起こるか分からないのだ。

 海馬がその事を自覚して何か自衛をするというのであればそれはそれで問題ない。しかし、海馬は最初から「そんな事は有り得ない」と全面否定なのだ。彼は人を信用しないと豪語する癖に、どうにも警戒心が薄いと遊戯は思う。

 そもそも城之内の時も彼から色々と相談を受けていた遊戯がその旨をさり気なく海馬に伝えた所、「あの凡骨がオレに欲情だと?馬鹿馬鹿しい」と彼は豪快に笑い飛ばし、特に何の対策もしなかった。その結果、どういう経緯かは不明だがいつの間にか既成事実を作られてしまい、今に至る。城之内が獏良の件で無駄に心配するのも自分という前例があるからである。

(城之内くんの時みたいに、気がついたらヤられてました。じゃ済まないからなぁ、この場合)

 はぁ、と大きな溜息を吐きつつ、遊戯は未だ飄々とした態度でそこにいる海馬をちらりと見遣る。そして「やっぱり何一つ分かってない。このままじゃ獏良くんの思うツボだよ」とまるで自分が彼の恋人になったような気分で、密かに不安を抱き始めたその時だった。

 偶然ぴったりと合ってしまった海馬の瞳を見ている内に、遊戯の口から彼自身全く思いも寄らなかった言葉が何時の間にかすらすらと出て来てしまう。

「あのさ、海馬くん。獏良くんと一緒にやってる事、特に秘密じゃないんなら僕も見に行ってもいいかなぁ?邪魔はしないから」
「……貴様も?」
「うん。今日は今から予定もないし、久しぶりにモクバくんとも会いたいなーって」

 グッジョブ僕!心の中で密かにそう叫びながら、遊戯は海馬に迫るように少しだけ身を乗り出しながらそう言った。自分が言い出した事ながら余りにも唐突過ぎる申し出だと思ったが、この際そんな事はどうでも良かった。

 とにかく城之内の友達として、そして海馬の面倒を見ている(と勝手に思っている)一人として、ここは何としても危険を回避しなければと、そう思ったのだ。

「……ダメ?」

 最後にトドメとばかりに大半の人間には効果があると自負している『小首を傾げておねだりする』を実行してみる。すると海馬は特に嫌な顔もせずにあっさりと頷いた。

「オレは別に構わないぞ。面白くもないと思うがな」
「ほんと?じゃあ僕も一緒に帰らせて貰ってもいい?」
「好きにしろ。帰りは送ってやる」
「やったー!これで一安心だぜー」
「……?何が一安心だ?」
「あ、それはこっちの話。じゃ、僕、獏良くんにもそう伝えてくるから」

 そうか、とやはり特に興味もなさ気に放たれた声を背に聞きながら、遊戯は足取りも軽く、未だ席について帰り自宅をしていた獏良の元へと歩いていく。そして、こちらも余り純粋ではない笑いを浮かべてこう言った。

「獏良くん。今日、僕も一緒に海馬くんの所に遊びに行くから」
「え?」
「きみ達が今何に夢中になってるのか凄く興味あるしね」
「……遊戯くん、きみ……もしかして、邪魔するつもり?」
「邪魔?何の?……邪魔はしないよ。見てるだけ」
「本当に『見てる』だけ?」
「うん。あ、ちゃんとした言葉で言えば『監視』かな?」
「……ふーん。どうして?」
「どうしてって、海馬くんと同じ部屋に城之内くん以外の人と二人っきりになんてさせられないでしょ」
「そんなの今更だよ。今まで僕が何回海馬くんの家に行ったと思う?」
「……とにかく、そういう事だから。海馬くんが待ってるから、早く行こう?」

 やはり妙な雲行きになっていく獏良の様子に遊戯は「やっぱり…」と思いつつその会話を切りあげる意味で背を向ける。同時にその背に刺す様な視線を感じた気がしたが、気付かない不利をした。どうせ今後ろを振り向いて顔を見ても、そこにはいつもと同じにこにことした穏やかな笑顔があるだけなのだ。勿論、表面だけの。

「……ま、別に構わないけどね」

 去り行く遊戯の背に向かって、獏良は小さな声でそう呟く。そして開いた鞄の中に例のピンクのノートを押し込んで、漸く席を立った。ゆったりとした歩みの先には、海馬の姿。彼はまた直ぐに獏良に気付いてくれて、「いくぞ」と抑揚のない声をあげる。

 海馬が席を立ち、扉に向かって歩き出そうとした瞬間、獏良は慌ててその背に駆け寄って、わざとらしく細い腕の一方に触れると、遊戯が驚いた顔をするのも構わずに「待たせてごめんね」と握り締めた。

「ちょっと獏良くん!」
「何、遊戯くん。どうかした?」
「……どうもしないけど」
「貴様等何をごちゃごちゃ言っているのだ。さっさと行くぞ」
「はーい」
「………………」

 丁度自身の両側で起こっている密かな牽制合戦に当の本人だけは全く気づく事無く、海馬はさっさと歩き出す。
 

 それに二人は一瞬顔を見合わせて、もう一度だけ互いに目線だけで威嚇し合うと、漸く帰路に着く為に歩き出した。


-- To be continued... --